OSJ 山中温泉トレイルレース80k

OSJ山中温泉トレイルレース80k 2023

石川県加賀市に位置する山中温泉。開湯1300年の歴史を誇る温泉地が舞台となる。
山中温泉トレイルレースはOSJトレイルランニングレースシリーズのひとつ。

2023年6月18日 山中温泉の天候

天気 晴れ
最高気温 27℃
最低気温 18℃
朝は涼しく、日中は気温と日差しに体力を奪われる。毎年熱中症の症状を訴える選手が多く、今年も80kでは県民の森などでリタイアした選手を多く出した。

アクセス

電車の場合、JR加賀温泉駅からタクシーで約20分、約3500円。旅館に宿泊する送迎もある様子。宿泊先に要確認。
飛行機の場合、小松空港からはタクシーで約35分、約8000円。
車の場合、駐車場(山中温泉ぬくもり診療所)から山中座まで徒歩15分程度。

80k

概要

出走者406人、完走者187名、完走率41%
2022年度は完走率31%のため、難コースと言ってよいと思われる
山中座がスタート&ゴールのラウンドタイプ
累積高低差 約4700m  距離 約78km

ストック

28km地点(大日山登山口)以降使用可。個人的には登りのみ使用することがよいと思った。理由は富士写ヶ岳が終わり、長いロードで足へのダメージがある中で、大日山の長い登りではストックは重宝する。また、三童子山のアップダウンでも役に立つ。一方で、小大日山からの1~2km、三童子山のアップダウン後の急降下では、ストックはむしろ邪魔になり、無いほうが良さそうに感じた。また、実際にストック所持選手でも登りも下りもストックをザックに差したままの選手を多く見かけた。ストックをお守り代わりに持っていく選択肢もあるし、レース後半でストックの出し入れが億劫になり、結果的に重りになってしまうくらいなら「持っていかない」という選択肢もある。

エイド

関門を含め9か所。多くがウォーターエイドなので、選手は補給食をしっかり用意しておく必要がある。
自分は粉飴を溶かしたドリンクと、ようかんや、ラムネをベースに、約3,000kcal程持って行って丁度だった。
体格は177cm、66kg。ゴールタイムは約15時間。ご参考まで。
かぶり水は51km地点、今立あいおす公園が最後になるので沢の水やトイレなど、水のあるところで体を冷やしながら進むとよいと思われる。

 

コース

スタートして200m程で階段を上るので、渋滞が発生する。その後ロードを1km程走り、登りの林道を2km、3~6kmまでシングルトラックのトレイルとなり、6~8.5kmはロード。途中で刈安山エイドがある。8.5~10kmは下りのトレイル。10~12kmは林道とロード。富士写ヶ岳の登りに取り付く。
富士写ヶ岳の急登3km、斜度はおおよそ25%。急登とフラットが交互にある。上り切ると急降下3km。プラ階段まで来たら九谷ダムが近い。
九谷ダムからの約11kmはロードや林道を走る。この区間は路面から反発があり、途中にエイドもあるので意外とあっという間に終わる。
真砂・大日山駐車場~県民の森までの17kmでは、大日山(1368m)、小大日山(1198m)を越える。時間が掛かる上に暑さも増してくる時間なので、大日山駐車場ではしっかり水を補給しておくとよい。
大日山山頂近くに沢があるので、お腹が丈夫な人はそこで水を汲んでもよいと思う。
小大日山を越えた後、急降下がありストックは仕舞ったほうが下りやすいと思われる。そして細かなアップダウンが続くので足の熟成度は増していく。暑さは全身の熟成度を押し上げる。ここで足が止まる人を何人も見たし、自分も風通しが良いところで横になった。
細かなアップダウンが終われば県民の森までの7kmは気持ちよく下れる。県民の森では補給食やドリンクが充実しているので大休憩を取って進むとよいと思う。
今立あいおす広場までは登りがあるものの、下り基調なので頑張らずとも惰性で押し切れる。
今立あいおす広場~三童子山登山口の9kmでは、300mのハイクアップ後、細かなアップダウンが10以上続く。暑さも続くので精神的にも体力的にも熟成度が増していく。目に見える目標物を一つ一つ確実にクリアして「前に進んでいるぞ」という自己暗示をかけながら進むとよいと思う。
アップダウンの終点を通り過ぎたあと、200mの急降下がある。木段が多く段差が大きいので一歩一歩優しく降りると足にやさしいかもしれない。
三童子山登山口のエイドは水だけで、鞍掛山登山口のエイドまでは下りのロードのボーナス区間なので、水を少し補給して休憩したらすぐに出発がしたらよいように感じた。2kmほど進むとトイレがあった。
鞍掛山の登りはきついが三童子ほどではなく、ラスボスと思えば何とでもなる。「あと少し!」と思えれば不思議と力は湧いてくるし頑張れる。鞍掛山を越え、エイドまでたどり着けばゴールまで残り7km。微妙な登りがあるが根性で押し切れば少し下って2km川沿いを走り、ゴール地点の山中座に到着する。

総じて、このレースはトレイルとトレイルの間をロードや林道で繋いでいるため、ロードや林道は走れた方が完走確率は高くなる。
日中は日差しによる暑さが厳しいので、暑熱順応をしてレースに臨むことが理想的。
そして何より暑さを考慮してマイペースで進むことが重要だと感じた。

 

 

 

 

その他

必携品チェック→16時頃から各エイドでライト点灯チェックがあった。

以上、この記事を読んだ方が、山中温泉トレイルレース80k完走に繋がることを祈念致します!

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