学びを形に使用ーアウトプット編ー
きっと個人に見合う学習方法が見つかる4つのステップの3つ目。
①目的設定を行い、目的に沿って計画を立てる。②計画に沿って学習を進める。
次は学びをどのように実践していくのか具体的な内容に落とし込めるかが課題になる。
学んだあとの情報整理、アウトプットをやるようにしているか。忙しいとは思うがアウトプットを作ることが大切になる。ではなぜアウトプットが大切になるのか。
下の図をご参照ください。
エビングハウスの忘却曲線
せっかくインプットした内容も時間の経過とともに忘れていってしまうもの。
学習しっぱなしでは、実に、
- 20分で42%
- 1時間で56%
- 1日後に74%
- 1週間後には77%
- 1か月後には79%
忘れてしまいます。
一方で、復習を適切に行うことで忘却を防ぐことができると言われています。
アウトプットのポイント3点
- 自分でまとめる
- 相手に伝える
- 仕事で使ってみる
1.自分でまとめる
- メモに残す
要約をする。自分にとって重要だと思った個所を自分の言葉で書き記す。 - 図式化する
インプットした内容の関係性や、全体像を把握するのに役立つ。 - 必要な導線上に可視化する
PCデスクトップ、ポストイットのメモ、図式化したものを壁に貼っておく
2.相手に伝える
- 1対1で伝える・・・・・まとめる力
理解を自分の言葉でシンプルにまとめる必要がある。深い理解が必要。 - 複数名に伝える・・・・つなげる力
自分の解釈だけではなく、相手・組織の関心ごとと照らし合わせ解釈する必要がある。
相手に伝える際にポイント
CRECの順で伝える
- Conclusion 結論
- Reason 理由
- Example 例
- Conclusion 結論
交渉術を学んだシーンを想定。結論、見積交渉時は2名以上で訪問しましょう。理由、一人が交渉を押し通し、一人が相手の反応を見ながら落としどころを探ることが効果的だから。例、社内で成功事例があったから。またセミナーでもそのような説明を受けた。結論、以上より、見積もり光正寺は2名以上で訪問しましょう。となる。
3.仕事で使ってみる
- 学んだことをまずは忠実にやってみる
星野リゾート星野社長のケース。何かの議論に例えば5つのポイントが書いてある場合、5つすべてをやってみる。理論や法則には条件がそろって初めて成り立つことが多い。多くのビジネスパーソンは、自分に都合の良い部分だけを抜き出して実践する。実践を継続しない。などにより、成果につながらないと述べている。よって学んだことは忠実に、まずはやり切ることが重要。 - 振り返りから教訓化する
学びを実践でうまく使えないシーンが見られると、結局以前のやり方に戻ってしまうことがある。本に書かれていることは理想論ではないか。と思ってしまうもの。しかし本当にそうなのか。うまく使えなかった要因は何なのか深く掘り下げてみるとよいようだが、果たしてどうしたら。。。振り返りでのポイントは次回でまとめてみます。
せっかくインプットするので、アウトプットすることで学びを大切にしていきましょう。