学習するーインプット編ー
きっと個人に見合う学習方法が見つかる4つのステップの2つ目。
目的を設定し、計画を立て、スケジュール化もした。
いざ学習を勧めようにも、本を読む学習が苦手な人。得意な人。
聞いて学習するのが得意な人。苦手な人。
いろんなタイプの人がいるが、では、なぜそこまで違いがあるのか。
ハーバード大学ガードナー教授が言うには、人間には8つの知能分類があるという。
- 言語的知能・・・・・ことば
- 論理・数学的知能・・数字
- 視覚・空間的知能・・イラスト
- 運動感覚的知能・・・うごき
- 音楽的知能・・・・・みみ
- 対人的知能・・・・・ひと
- 内省的知能・・・・・じぶん
- 博物学的知能・・・・しぜん
人によって得意な知能分類が違う。得意な知能分類で学ぶことが最もストレスなく学習ができると言われている。自分はどの知能分類が得意なのかを振り返ってみるのもいいかもしれません。
学び方
では、どのような学び方を私たちは選択すべきなのか。
米国のリーダーシップの調査会社、ドミンガー社の調査で、次の3つのうちどれが最も役に立ったかを調査した。結果は次の通り。
- 経験 70%
- 他人 20%
- 研修 10%
※土台となる知識
実践や仕事からの経験からの学びで十分ではないか、と思ってしまうかもしれない。しかし、経験をするにしても、アドバイスを受けるにしても、土台となる知識が重要だと言われている。知識がない中では効果的なアドバイスや経験にはならないと言われている。
学び方の選択
- 媒体からのインプット
- 他人からのインプット
媒体からのインプット
大切なのは自分の学習目的と照らし合わせて、適切な手法を選択すること。量と質が大切。
- 量
たくさんの情報を学び取る必要があるが、メリハリをつける。
まず、概要をつかむために読む→丁寧に読む→辞書的に読む - 質
自分が求めることを明確にする
歴史のある作品を選ぶ(年間8万冊出版されるが、翌年に残っている書籍はほぼない)
インプットのメンターを作る(学びたい時に書籍を勧めてくれるメンターを持つ)
星野リゾート社長星野さん言葉(星野リゾートの教科書より)から学ぶ点も多いかもしれない。
「私は1991年に星野リゾートの社長に就任して以来、経営学の専門家が書いた「教科書」に学び、その通りに経営してきた。私が教科書通りの経営を実践しているのは、経営判断を誤るリスクを最小にしたいから」
「1行ずつ理解し、分からない部分を残さず、何度でも読む」
「理論をつまみ食いしないで、100%教科書通りやってみる」
他人からのインプット
成長スピードの速いビジネスパーソンは「教わり上手」。なぜか教えたくなる、サポートしたくなる、そんな人にはどんな共通点があるのだろうか。
- 自分で知りたいこと、問題意識が明確
- アドバイスを真剣に聞く(相手の目を見てメモを取る)
- 聞いたアドバイスを実践に移す(このスピードが速い)
- お礼と共に実践した報告をする
アドバイスが欲しい人がいる場合は、あらゆる手段を使い、面会の機会を設ける。例えば、知人紹介。ホームページから直接問い合わせてみる。
以上、インプットに関するポイントをピックアップしてみました。今日からでも実践できそうなものもあるかもしれませんので、お役に立てば幸いです。