今日からとても涼しくなり、絶好のジョギング、ランニングシーズンに入りました。
自粛期間も終了しました。これから体を動かそうとされている方もいると思います。
また、身体を動かす為に「ジョギング」を行っている、または、検討されている方も多いと思います。
そこで、今回はジョギングのメリットとデメリットをご紹介します。
結論
ジョギングのメリット
・筋持久力向上
・自律神経(体温を下げる機能)の発達
・免疫機能の効果
・メンタルの効果
・ダイエット効果
・アンチエイジング効果
・脳への良い影響
では、一つひとつ解説していきます。
ジョギングのメリット
・筋持久力向上
心肺機能の向上
ジョギングを行うことで、体に負荷が掛かるため、呼吸数は平常時の約3倍程度に増加します。
呼吸することにより肺にある肺胞と呼ばれる、体内にある二酸化炭素と酸素を交換するのですが、それが約3倍に増加することで、体内への酸素の供給が増加します。
また、体に負荷が掛かることで、心拍数も増加し、心臓の働きもよくなり、心肺機能が向上し、全身の血液循環もよくなります。
毛細血管の発達
全身の血液循環が良くなると、毛細血管も発達するようになります。
負荷が掛かる部位の血流量増加、回復力向上 毛細血管が発達すると体の細胞のすみずみまで酸素と栄養素がいきわたるようになり、普段の生活面でもメリットが出てきます。
また、体に負荷が掛かる部分への血流量が増加し、酸素や栄養素が大量に送り込まれるので、回復力も向上します。
ミトコンドリアの増加、肥大
そして、ゆっくりとしたペースで、長時間(1時間30分以上)ジョギングを3か月程度継続すると、体内の細胞でエネルギーを生み出すミトコンドリアが増殖、肥大し、筋持久力が向上します。
そして、本来人間に備わっている能力が機能し、いつまでも長く体を動かし続けられるようになります。
・自律神経(体温を下げる機能)の発達
ジョギングなどの運動を行っていると、体温が上昇します。人が汗をかくのはこの上昇した体内の熱を外に逃すがめ、つまり冷やすためです。この身体を冷やす機能は人体においてとても重要で、体温が上がり過ぎない様に自律神経が調整をはじめて皮膚の表面の血管を広げて汗として放出して熱を帯びた血液を体表に運びます。
そして、皮膚の表面に触れる空気などを利用して身体を冷やしていきます。 ランニングを継続すると、この体温上昇、発汗、冷却という循環が頻繁に生まれ、この働きを活発にすることができます。
身体の冷やすと聞くとなんか身体に悪いと思うかもしれまんせが、身体を冷やすとは汗をかくということです。
結果、体温が上がり過ぎることを防いでいます。
・免疫機能の効果
我々の身体は本来、自ら何かの病気を防いだり治したりする力が備わっています。
そんな人体の回復予防機能は『免疫機能』と呼ばれ、この本来我々が持っている治癒力をいかに高めておくかが健康を保つ上においては重要です。 運動と免疫機能の世界的権威と言われるデイビット・ニーマンという方の研究結果では、習慣的なランニングが免疫機能にポジティブに働くことを証明しているようです。好中球や単球、ナチュラルキラー細胞といった血中免疫細胞の数と働きが、適度なランニングによって向上することというものです。つまり、ジョギングによってこれら血中免疫細胞が増加し、風邪などにかかるリスクを軽減することができるのです。
・メンタルへの効果
ジョギングはメンタルにいい影響を及ぼすと言われています。 よくフルマラソンのゴールした時の達成感の虜になってしまい、ジョギングが趣味になってしまう人がいます。これはジョギングをすることでセロトニンの分泌が向上する為と言われています。(セロトニンとは満足感や幸福感を生み出す神経物質です)
ジョガーならではの高揚感は、科学的にメカニズムが証明されています。
その結果『うつ病』を軽減させる効果が認められているのです。 ジョギングがうつ病を軽減させる効果がある理由のひとつが神経伝達物質の『セロトニン』の分泌。
セロトニンは抗うつ薬や中毒性の薬物でも用いられる物質で、満足感や幸福感を生み出すのがこのセロトニンと言われています。セロトニンは約4000万もの神経細胞に直接にも間接にも働きかけ、運動の後は実際セロトニンの濃度が上がったりその原料であるトリプトファンが増加することが多くの研究により明らかになっています。
・ダイエット効果
中でも気になるのがダイエットへの効果ですね。こちらに関しては後ほど詳細を解説していきます。
・アンチエイジング効果
主に下半身の筋肉から分泌されるというホルモン “マイオカイン” 通称『若返りホルモン』の存在をご存知ですか? アンチエイジングのみならず、脂肪分解や糖代謝アップ、動脈硬化の予防、認知症の予防なども期待できるといわれています。腿やお尻など、下半身の筋肉を鍛えるランニングは、このマイオカイン分泌にかなり優位とのこと。下半身の筋トレを行ってから、ランニングをするとより効果的だそう。
・脳への良い影響
脳の神経細胞は加齢と共に減少するのに対し、ゆっくりと有酸素運動を取り入れることで、『記憶の司令塔』こと海馬を大きくすることができるのだそう。筑波大学大学院征矢英昭教授の研究によって、6週間で認知機能そのものが向上したという研究結果を発表しています。
まとめ
ジョギングのメリットをご紹介させていただきました。
・筋持久力向上
心肺機能の向上
毛細血管の発達
ミトコンドリアの増加、肥大
・免疫機能の効果
・メンタルへの効果
・ダイエット効果
・アンチエイジング効果
・脳への良い影響
メリットがたくさんあるジョギングですが、 ①怪我をしないように、②無理せずに、③マイペースに、を意識して、続けていきましょう!
それでは、皆様の生活が豊かでアクティブなものとなりますように!